アマチュアの演奏を見る
「まずは、見本を見る」ということをお勧めします。”見本”であって”手本”ではないことに注意してください。”見本”とは、どこにでもあるサンプルというイメージです。
“手本”となるプロの演奏会に行くのも良いのですが、発展途中のアマチュアのサンプル的なプレイヤーを見るのは参考になります。一番お手軽なのは、ストリートミュージシャンの演奏姿をよく見ることです。ストリートミュージシャンは基本素人です。ですので、誰が聴いてみ未完成状態であることが分かるミュージシャンも多々います。「恐怖克服法」として参考になるのは逆に演奏レベルが低いミュージシャンです。
「このレベルで人前で歌うか?」と思う人も見かけたことないですか。でも、まさにそれがステージの恐怖克服法としては良い見本です。管理人は、「とにかく、私の歌を聴いてほしい」と思ってストリート演奏することはとても素敵な心意気だと思います。そして、
初級、中上級の楽器練習者は何かしらストリートミュージシャンから学ぶものがある
と思っています。そしてステージでの恐怖克服方の一つとしてアマチュアミュージシャンから学べることは
自分の演奏を聴いてほしい、人前で演奏したい
という思いを持つことです。そして、未完成状態であろうがミスがあろうが
そのときの精一杯の演奏をすればOK
なんです。別にお金を取っているわけでもなければ、ミスをしたって誰かに叱られる訳でもありません。そして、ストリートミュージシャンが表現できているかは別として必ずうちに秘めているものは
音楽を奏でるのは楽しい

という気持ちが必ずあるはずです。管理人はステージ上で絶対に失ってはいけないマインドだと思っています。
「自分が人前で弾く」ということを想定して「どんなふうに演奏すれば良いのか」という問いを持ってストリートミュージシャンの演奏姿を見ると非常に参考になります。
ストリートミュージシャンは狙って演奏を聴けるものではないので、公民館などのスケジュール表からアマチュア楽団などの演奏日を調べて見に行くのも良いと思います。
勿論、プロの演奏家からもステージ上の振る舞いを学ぶことはできますが、手を延ばせば届きそうなアマチュアミュージシャンからの方が、ステージの恐怖克服という点は学びやすいと思います。
本番をイメージして練習する

イメージトレーニングという言葉がありますが、人前での演奏をする際、
「イメージング」は楽器練習の一部
ぐらいに考えているのが良いです。本番2週間くらい前になると、ステージ上をイメージして管理人は練習しています。
演奏開始時のイメージとしては、ステージの袖から出て行きセンターに立ち、お辞儀をして、呼吸を整え、第一音音を弾き出す。
終了時は、弾き終わり、余韻を完了させる、弓を下ろす、お辞儀をする、袖に帰る。
このイメージを持って、部屋で練習するときも実際に足踏みして、お辞儀をして弾き始めるというふうにします。このとき、「バイオリンをどう持つか」「キレイにお辞儀をする」「間の取り方」等、細かく意識すると良いです。
最高の演奏をイメージする

本番2週間前くらいになったら、常にステージ上で弾いているイメージで練習します。部分練習するときもステージ上にいるイメージで自分なりの最高の表現が出来るように練習します。
そして、1日数回は、「ステージの袖から出で来て、お辞儀をして演奏して、袖に帰る」という一連の連勝をします。多少間違っても本番想定で止まらずに弾ききるようにします。
そして、風呂に入っているときとか、歩きながらでもいつでも良いので時折、「良い演奏が出来ている自分」をイメージします。
繰り返しになりますが、このときもリラックスした状態で「演奏を楽しむ自分がそこにある」イメージを持ちます。
音楽とは”音を楽しむ”と書きます。アマチュアの演奏会のお客さんの多くは身内や演奏仲間ですが、お客さんであることには変わりはないです。楽器を学んでいる年数には関係なく、人前で演奏するということは常に、
「お客さんと一緒に音楽を楽しむ」
ということを見失うことないよう心がけたいものです。
上記のイメージトレーニングをしてステージに望むことができたらきっと
- 楽しかった
- 元気もらった
- また聴きたい
という反応はあるはずです。
ステージ演奏に備える座右の銘

ある体操チームがモットーとしている言葉ですが、なかなか本質を捉えた良い言葉だと思いませんか。あるドキュメンタリーTVからいただいた言葉です。
また、チャレンジャーみやぞんが、ローラースケートのスラロームを練習していたときの言葉も紹介します。
「練習→練習→練習→練習→本番」ではなく、
by みやぞん
「本番→本番→本番→本番→本番」のイメージです。
これらのことが意識できたら必ず次回のステージは前回と変わるはずです。
楽器を学んでいる方は、「是非あなたの演奏を誰かに聴かせてあげてほしい」と管理人は思っております。また、人前での演奏にチャレンジすることは、素敵なことだと管理人は思っております。陰ながら応援しております。
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